SONY FX30はα6000シリーズ後継の布石となるのか、という妄想

雑記

どうも、Nanasです

先日APS-C版FX3とも呼べるFX30が発表されましたね、個人的には待ちに待ったSONY APS-C新型で心を踊らせているのですが本命はその先にあるα6400/6600の後継
今回はFX30がそれにつながる布石なのでは?という妄想を書き散らします

わかってるとは思いますが俺のカメラ知識は中途半端ですし書いてあることも定かではないので話半分にホーンくらいに見てくれたらありがたいです

周期的な話

まず、SONYが最後にAPS-Cの新型を発表したのは2021年7月のVLOGCAM ZV-E10
ですが、これはほとんどα6400の使い回しと言っていいので実質的にSONYがAPS-Cの世代交代をした最後の機種はα6400/6600の2019年、つまり今から3年も前(α6100もあるけど

α6400/6600は価格帯や立ち位置的に2016年発売のα6300/6500の後継といってほぼ差し支えないので2016→2019→と来たら勝手に3年周期で計算すると2022年、今年にそろそろ新型が出てもおかしくないんじゃないかな~?と言った感じ

ただし2019→2022には2020年の新型コロナウイルス拡大の影響があるため、それを考慮して半年~1年程度開発が遅延した可能性もあって2023年あたりになるのではないかという予想
SONYがα6000シリーズを周期的に開発してるなんて誰も言ってないしこれは若干微妙な気もするけどね

BIONZ XR 等、プロセッサ周りの話

FX30はFX3のAPS-C版、もとを辿ればα7SⅢの中身をAPS-Cに移植したようなものだったので、リーク段階からBIONZ XRを搭載しているのはほぼ明らかだったけど
しっかりちゃんと公式サイトでもBIONZ XR搭載が確認できました(これでBIONZ Xだったらブチギレてた)

https://www.sony.jp/pro-cam/products/ILME-FX30/feature_1.html

BIONZ XR”は2020年10月発売のα7SⅢに初搭載されたSONYの最新プロセッサ
まあ、登場当初からミドルレンジのAPS-Cに降ろすようなことはしないことはわかってたけど
流石にもう2年経ったし降りてきてもおかしくないだろうなぁと思っていたところにAPS-Cで初のBIONZ XR搭載のFX30が登場、これはアツい

前世代のBIONZ Xはα9やα7RⅢの頃にフロントエンドLSIの搭載とかによって世代が新しくなったりもしてるものの、『個人的には』同じBIONZ Xの名前を使いまわしていることもあって毛が生えた程度の進化しかしていないと言っていいと思います
言ってしまえばα7初代で初搭載されたBIONZ Xから7年後にXRになるまでほとんど進化していなかったわけです、α6300/6500世代→α6400/6600世代も個人的にはほぼ進化してないし

他社を見てみるとCanonは2020年2月発売のEOS-1D X MarkⅢに搭載された”Digic X”が
2022年6、7月発売のEOS R7、R10に2年半弱の時を経て降りてきました

ソースはわからないけど、近年の半導体不足や在庫状況の関係で新たにミドル用のプロセッサを開発&生産したり旧世代を使い回したりするよりも手っ取り早く若干型落ちになった最上位プロセッサを流用するほうが安上がりだからだとかなんとか

これはSONYにも同じことが言え、Canonでは最安30万円前後のEOS R6以上にしか搭載されていなかったプロセッサを思い切ってAPS-Cに振らせてきたのだから、ほぼ同価格帯のα7Ⅳ以上にしか搭載されていないBIONZ XRをAPS-Cに流用することは理にかなっていると思う

そしてまたCanonの話になるけど
EOS R10は10万円代前半でボディ内手ぶれ補正非搭載、R7は10万円代後半でボディ内手ぶれ補正搭載……………あれこれどこかで見たことある?
そう、α6400、6600です。いまこそミラーレス古参の意地を見せつけてコイツラを潰しに行ってほしい(潰すというか良い競争相手に

2600万画素という画素数

今回の雑記の中で一番説得力があると思う。

まず、FX30には新たに開発したAPS-Cサイズの2600万画素センサーを搭載しています。
この26MPという画素数はCinema Line、映像制作用としては明らかに中途半端なんですよね

Cinema Lineは今までα7SⅢ、FX3、FX6、FR7と全て1200万画素センサー
スチル用としてはやや画素数不足、だけどこれは4K動画を撮るためには非常に合理的な画素数なんです

この画像を見てわかる通り、12MPでは画素数が少ない分、ドットバイドット時でも4Kのクロップがほとんど発生しません


最近流行りのオーバーサンプリング(必要以上の画素数を読み込みつつ即座に縮小をする)は解像感の向上こそあるものの読み出し速度の低下によってローリングシャッター歪みの発生がどうしても避けられない
そして、ドットバイドットではオーバーサンプリングほどではないがラインスキップよりも圧倒的に良い解像感を得ることができるため、画質を担保しつつも歪みを低減し安定した写りを求めた結果Cinema Lineでは1200万画素が積極的に活用されているのでしょう


4Kの必要画素数約830万画素、8Kの必要画素数が約3300万画素、アスペクト比が違うので実際にはもう少し多くが必要だけど、2600万画素は「帯に短し襷に長し」と言った感じで「4Kに多し8Kに少なし」でかなり中途半端


6Kオーバーサンプリングで高画素でもクロップ無しで撮影ができるとは言え先述のローリングシャッターの問題があったり
4K120pなどのオーバーサンプリングができない高設定ではクロップが必須で、FX30ではただでさえAPS-Cで焦点距離1.5倍なのに4K120pでは等倍でしか読み出せないため(上の画像でいうと白い部分から青の部分を切り抜いている状態)更に1.6倍しないといけない為正直使い物になりません
そのため、クロップやローリングシャッターを抑えつつ安定した動画撮影が求められるCinema Lineでわざわざ新センサーを開発するのに必要以上の画素数のセンサーは合理的ではない

もし仮にフルサイズCinema Lineとの差別化のために8K撮影を可能にするならば
APS-Cで40MP級、ちょうど最近発売されたFUJIFILM X-H2のようなセンサーを作らなければならず
スチル用に転用した場合、2×2ビニングだと10MPで画素数不足、等倍だとα7無印シリーズの汎用性が求められるα6000シリーズにはややオーバースペックとちょっと現実的ではない

で、動画撮影には不利な2600万画素センサーを何故新規開発したのか

APS-Cの場合α6300で採用したIMX284をずっと使いまわしていて長らく新センサーの開発をしていなかった
FX30の動画撮影の要件を満たすためには流石にAPS-C用に新センサーを開発する必要があったのでしょう

ただ、FX30はFX3の小型廉価版、拘るところは拘りつつコストは下げなければならない
1200万画素のAPS-Cセンサーなんて高感度機や他のCinema LineのないAPS-CではVLOGCAMぐらいでしか使いまわしができないため
そんなほぼ専用センサーを開発するなら多少動画撮影でFX3などに劣る場面があったとしても後々別の製品に転用しやすい2600万画素のセンサーを開発した…..というのがワタクシの考察

2600万画素というどう考えても従来のα6000シリーズの24MPを意識した画素数、Cinema Lineでの新設計センサーながらわざわざ動画撮影に向いていない画素数、これは期待できる

まとめ:本当にα6000シリーズの後継は出るのか?

個人的には『Yes、ただし今すぐではなさそう』と言った感じ
積極的な意見だがまだ時期が微妙に来ていない

ちょうどこの前α6600の受注生産が再開したところで、SONYはまだまだ2019年発売のα6400/6600を売るつもりっぽい
しかしα6100はディスコンになったりそろそろこの世代の部品も枯渇してくる頃合いだと思うので流石に1年以内には何らかのアナウンスはあるのではないかと予想

あと単純に、Canon EOS R10/7、FUJIFILM X-H2S、X-H2、Nikon Z30など魅力的なAPS-Cミラーレスが続々と登場した2022年において3年型落ちの製品を売り続けるのは限界だと思う
SONY α6400/6600は価格コムの売れ筋ランキングでも上位に位置していたが、先述の機種の登場で着実に順位を落としておりもう世代交代の時期はもう来ている

『SONYはAPS-Cのやる気ない』とよく言われているが個人的にはちょっと違うと思っていて
たしかにフルサイズほど注力しているかと言われるとそうではないが、未だに限界な3年落ちAPS-Cが売れ続けていて、レンズも純正、サードパーティともに続々と発売されているため市場からの需要は十分にあることはSONYも理解しているはず

今回の記事にまとめた

  • 2019年から新型が実質的に出ていない周期的な問題
  • BIONZ XRがそろそろAPS-Cに降りてきてもいい頃(と言うか降りてきた
  • Cinema Line用の新設計のはずなのになぜか26MPのセンサー

この3点から、SONYが新型のAPS-Cミラーレスのスチル機、すなわちα6000シリーズの後継の開発をする気は十分にあると考える

….とここまで考察記事っぽく長々と書きましたがEマウントはもともとAPS-C用として開発された規格、SONYにはAPS-Cミラーレス古参の意地を見せて他社の猛追をさらに引き離すレベルの素晴らしい製品を出してほしいですね

α6400/6600の後継機がでたらシャッター回数23万回のα6300を引退させてあげて乗り換えたいと思います

頑張れSONY、お前が(APS-Cミラーレス市場で)ナンバーワン(になるん)だ

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ではまた次回!!

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