どうも Nanas です
iPhone Xを結構前に中古訳アリ品で購入したんだけどレビューをずっとほったらかしてたんでやってみようかなと思います
そして、タイトルの被害者スマホはどういう意味なのかも気にしながらサラッと見てもらえればと思います
目次
スペック・仕様
機種名 | iPhone X |
発売 | 2017年11月3日(日本) |
OS | iOS 11.1→iOS 15(現在もアプデ継続中) |
SoC | Apple A11 Bionic |
RAM | 3GB |
ストレージ | NVMe 64、256GB microSD非対応 |
ディスプレイ | 5.8インチ 2,436 x 1,125 px (19.5:9) リフレッシュレート 60Hz 有機EL、True Tone、3D Touch |
対応バンド(4G) | 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19 20, 25, 26, 28, 29, 30 34, 38, 39, 40, 41, 66 |
背面カメラ(メイン) | 12MP、f/1.8、28mm、OIS |
背面カメラ(望遠 2倍) | 12MP、f/2.4、52mm、OIS |
フロントカメラ | 7MP、f/2.2、32mm True Depth |
バッテリー容量 | 2,716mAh(非公式) USB PD 18W |
充電端子 | Lightning(USB 2.0) |
生体認証 | 顔(Face ID) |
寸法 | 143.6 x 70.9 x 7.7 mm |
重量 | 174 g |
その他 | 防水防塵:IP67 FeliCa:○(Apple Pay) ステレオスピーカー:○ ワイヤレス充電:○ イヤホンジャック:✕ 触覚フィードバック:◎ |
筐体デザイン
※中古訳アリ品でキズや汚れアリ&ディスプレイが非純正だから一部見た目に違いアリ
発売から4年経っていますが、Appleはその間に大したデザイン変更をしなかったせいかおかげか今でも古臭さを全く感じないデザイン
Appleらしくデザインやバランスは洗練されていてビルドクオリティも非常に高いです
マクロで拡大今も昔も変わらないリンゴマークとiPhoneロゴ
右側には電源ボタン
左側にはマナーモード切り替えスイッチ、音量ボタン、SIMスロット
底面にはスピーカー、マイク、オワコンLightning端子
Lightning端子は背面側にだけピンがあるタイプでLightningケーブルには片レーンしか接続しないのでUSB 2.0です
ベゼルは当時から「フルディスプレイとか言ってる割に太くね?」とか言われてたけど
4辺全て幅が同じかつ筐体とディスプレイ角のRが一致しているためバランスが非常に良い
これもフレキシブルOLEDを採用して顎を細くしているおかげですね….と言いつつこの個体は非純正の液晶パネルに交換しているから本当に太いです、ディスプレイの評価もスキップ
ソフトウェア
搭載されているOSは最適化の鬼でおなじみのiOS
初期バージョンはiOS 11.1で現在もアップデート継続中(今回の個体は14.7.1)
2017年発売ながら4年後の2021年にもしっかりメジャーアップデートが降ってきてるスマホはおそらくこれくらい(セキュリティなら他社もいくつかある
OSの最適化もさることながら、各アプリの最適化も素晴らしくここが自社でソフトとハードを両方作っている強みがでていると切に感じる
iPhone 5sや6sの事例などを見ても現在4回メジャーアップデートが来たこのiPhone Xも少なくともあと2、3回はメジャーアップデートが降ってくるのはほぼ確定してそう 寿命長すぎ
ベンチマーク・動作
同年代のハイエンドAndroid端末に採用されていたSnapdragon 835がおおよそ30万点~33万点程度と考えると結構高い数値(リリース時期が半年違うから当たり前っちゃ当たり前かもしれないけど
ベンチマークは前座です、実際に動けばいいのです
まずこの動作、iPhone X単体で録画しながらこのクソ重そうなアニメーションを平然とこなしています
ゲームなどの動作は確かに現行機種に劣るかもしれないけど、OS自体の動きの良さは発売から4年たった今でも余裕で快適です
ただこの端末に載っているApple A11 Bionicチップがなかなか曲者でかなり発熱するのでヘビーな使い方は厳しい
カメラ:色の再現度は流石
まずiPhoneのカメラスペックをおさらい
背面カメラ(メイン) | 12MP、f/1.8、28mm、OIS |
背面カメラ(望遠 2倍) | 12MP、f/2.4、52mm、OIS |
フロントカメラ | 7MP、f/2.2、32mm True Depth |
静止画:昼
テレビ塔のディスプレイ部分の白飛びなど旧世代端末だから仕方がない部分もあるけど、曇りのひながらも空が真っ白にならず、雲の細かい模様までしっかり捉えられています
続いて逆光+緑の難しいシーン
空は若干白飛び気味ですが葉の色が強調されすぎることもなく自然な色合いです
拡大(2枚目)すると光ってる看板に入っている縦のラインもギリッギリ見えています
道路脇にある建物のガラスの中も白飛びすることなくしっかり描写されています
昼間ですが曇りで若干暗い環境下でしたが今でも十分綺麗な写りだと感じます
室内のステンドグラス
光っている部分は若干白飛びが目立ちますが、色の再現度は高く肉眼に近い印象です
昼間のズームレンジ
光学2倍ズームを搭載しているのでそれくらいまではきれいに写ります
記録程度であれば5倍くらいまでは十分使えます
静止画:夜景
iPhone Xはそれ以降のiPhoneで搭載されたスマートHDRやナイトモードが載っていないため夜間の撮影はかなり条件が悪いです
照明と葉
照明に引っ張られて葉の部分はかなり黒つぶれしています
右上の部分はしっかり描写できているのは👍
このように明暗差の激しい場面では全く刃が立たない
光っている部分の大半が白飛びしてる
ただ、手ブレ補正が効いているのか細部を拡大してもブレがほぼ無いのは良いポイント
さっきのと似たような条件
これは厳しい、白飛びがひどい
夜景のズームレンジ
夜景はズームしなくても厳しかったから、ズームすると崩壊する
ただ、さっきも書いた通り白飛びや黒つぶれはあるものの手ブレ補正はかなり効いてて10倍時の左下”県庁”の文字がブレずに読める
動画撮影
iPhone Xは2017年のスマホとしては珍しく4K60fpsでの撮影に対応しています、すごい
また、XSからは録音がステレオですが、Xではモノラルです
最大解像度/fps | 備考 | |
背面 メイン |
4K60fps(H.265限定) 1080p240fps(スローH.265限定) |
4K60fpsは撮影中のカメラ切り替え不可 |
背面 2倍望遠 |
4K60fps 1080p240fps(スローH.265限定) |
〃 |
インカメラ | 1080p30fps | 社外製アプリで720p60fps可 |
この動画は4K60fpsで撮影しました
最後にズームしてるけど撮影中のカメラ切り替えは4K60fpsではムリなのでただのデジタルズーム
流石に旧世代の端末だから手ブレ補正は微妙だけど、同時期のGalaxy Note8やLG V30+と比べてもノイズの少なさや色の正確さは優秀
ここではテストしてないけど、色の正確性に関しては特に屋内で発揮されると感じます
色の再現性がすごい
センサーサイズが豆粒だからノイジーなのはしょうがないとして
屋内で撮影したこの写真、肉眼で見た色そのまま
なかなかここまで室内で照明等の影響がありながら色を肉眼に近い色で再現できるスマホは少ない
特に最近のAI補正モリモリのスマホには無理
生体認証:Face IDのみはムリ!!!!
これがiPhone Xが被害者たる所以
というかコ○ナが始まる前に発売されたFace ID搭載の iPhone X~11シリーズ(開発時期も考えたら12ももしかしたら)はマジで全員被害者
Appleが自信を持ってTouch IDに代わる生体認証を開発したのに状況の変化で完全に使い物にならなくなってしまった
その被害者たちのためにAppleWatchでロック解除できるようにしたAppleはようやっとる(ただし13シリーズ、てめえはダメだ
マスクがなければ結構快適、マスクがなければ
Face IDはさすがAppleが自信を持ってリリースしただけあって認証速度や精度はかなりいいし
顔を認識しても目線が向いていなければ認証できないなどセキュリティ的にはかなり良いと思う
しかし
- マスクがあると一切使えない
- ロック解除してからの謎の1スワイプ要求
このあたりが主に不満点。Appleの技術力があれば電源ボタンに指紋センサーを載せることは余裕のはずなのにAppleWatchを売りたいのかFace ID>Touch ID発言をしたせいで後戻りできないのか今年の13シリーズでもFace IDオンリーだったのは企業姿勢が終わってる
まあ、iPhone Xは被害者なので悪くないですね!
サブ機でこいつを運用しようにも、外だと生体認証実質なし、サブ機のためにわざわざ高いAppleWatchを買って毎日充電するとかはアホくさいから却下
ということでサブ機にはなりませんでしたとさ
その他
スピーカー
底面右側と受話口部の2箇所で横向き時にステレオになります
動画では50%の音量、この動画でテスト
50%では大丈夫だけどそれ以上音を大きくすると受話口側のスピーカーがボトムスピーカーに音量でついていけなくなって左右のバランスが悪くなる、あと少し音割れします
iPhone Xに関してはスピーカー音量がやや小さめだから、50%以上の音量は割と使いそうな感じだから懸念点
とはいえモノラルよりは圧倒的に高音質なので素晴らしい
触覚フィードバック(Taptic Engine)
iPhoneといえば6sから搭載された”Taptic Engine”による優れた触覚フィードバックも特徴
タッチやスワイプなど操作に応じて「コツッ、コツッ」と心地よい触覚フィードバックが跳ね返ってきます
Taptic Engine自体の性能もだけど、やはりiOSの最適化も大きい
同時期の端末で触覚フィードバックに力を入れていた端末ではLG V30なんかも頑張ってます
充電USB PD
最大18WのUSB PDに対応しています Lightningなのに
特級呪物 C to Lightning ケーブルを使って充電すると約12Wが給電されていました
いろんな記事を見ていると12W程度のものが多いのでおそらく仕様なのでしょう
まとめ:Face IDとコ○ナに56された被害者
4年前の端末ながらもゲームや悪い環境での撮影以外の用途であれば余裕で快適に動きます
ただし!Face IDのせいで使いづらい!!!!!
実際にサブ機としてちょっと使ったけど家でFace IDが使える状況ではびっくりするぐらい快適
しかし、外へ持っていくと一変。実質生体認証なしのせいでロック解除の使い勝手はiPhone 5時代へ逆戻り
ロック解除はライトユーザーであれスマホを使う上で必ず行う行為、単純にパスコードを打つことはめんどくさいだけでなく、周りから見られることでセキュリティ的にも良くないです
中古で購入してメイン機にするにしてもAppleWatchが必須となるためコスパも微妙
本当に被害者でかわいそうなスマホです;;
そもそもコ○ナがなくても日本人はマスクをする文化なのでFace ID自体が日本に不向き
これから買う人はAppleWatchをセットで買うか、家専用にでもしましょう
いい端末なのは間違いないです
SNSでのシェアと、もしよかったら他の記事も見て行ってください〜
ではまた次回!!
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